ヤマトタチバナ日記9~植樹~

待ちに待った4月2日、山の辺の道に大和橘を2本植樹した。向かいに渋谷向山古墳、背景に植えたての桜、菜の花と雪柳に囲まれた、絶景である。

まずは、シェフから。

収穫用なので、からたちの木に接木してあるが、接いだ部分を地表に出しておくことがポイント。

画像の地面から太くでている白い枝がからたちで、そこから伸びるやや細いグリーンの枝が大和橘。二つの木がしっかりつながっている。フシギ!

竹で添え木する。昔ながらの道具を的確に使いこなす、仲尾さんにもお手伝いいただいた。なんと、城さんとは幼なじみ!!んん十年に渡る旧知の仲で、あ、うんの呼吸がすばらしい。

それでは、わたくし。

「あ、仲尾さん、やります!やります!」の図

どうしてこうも不器用なのか・・・・くわを使いこなせず、早々にご返却の図

一段上った後ろには、植えられたばかりの枝垂桜、ソメイヨシノ、山桜が、早くも少し花を咲かせていた。橘と共に大きくなれよ~。

記念撮影、ぱしゃり。カメラマンは、城さんたちと共にいろいろとサポートくださった、なら橘プロジェクト副代表で、日頃、大和橘のお世話をしてくださっている久保田さん。植樹後、奈良の太古からの歴史や、大和橘の育て方などたっぷり伺うことができ、大変貴重な時間を過ごさせていただいた。

天候にも恵まれ、大変楽しいひとときでした。城さん、仲尾さん、久保田さん、お忙しい中、本当にありがとうございました。

 

ヤマトタチバナ日記8~商品とグルメ~

最近、「あ、これこれ、大和橘。撮っとかなきゃ。」と、大和橘を使ったお料理やデザートを、スマホ撮影してくださる若き女子たちがいらっしゃる。押し付けになってもいけないので、基本的にあまり長い説明をしないようにしているのだが・・・・・感激である。ご年配の方が、新聞に載っていた、テレビで観たというのもちらほら耳にし、かなり喜んでいたのであるが、なんと、若き乙女たちにも浸透しつつあるのは、輝かしい未来が見えるようである。「私、平安時代オタクなので、あの”橘”を食べれるなんて思ってませんでした!ほんとびっくりです!!」などとおっしゃる方も。こちらこそ。(嬉)

商品化され、”買える大和橘” ”お土産やプレゼントになる大和橘” が少しずつデビューしている。私が最近、”いただいた大和橘”をご紹介します。

<本家菊屋 橘ほの香>

橘プロジェクト発起人でもある、本家菊屋さんの『橘ほの香』

なんて美しい御菓子なんでしょう。薄いしゃりしゃりとした砂糖で覆われたゼリーのような食感。名前のとおり、橘の上品でほのかな香りと、やさしい和菓子ならではの甘みがなんとも繊細で瑞々しい。

購入できるお店

● GOTO-CHI奈良店(近鉄奈良駅構内のお土産屋)

● 本家菊屋の各店舗(店舗一覧)

 

<ヴァンベルのシトラスタチバナ ハンドクリーム>

大和橘の学名は Citrus Tachibana シトラスタチバナである。ステキ。

桜井市の化粧品製造販売会社のヴァンベルさんのシトラスタチバナ ハンドクリーム。

はぁ~~~~~、この爽やかで上品な香り。仕事柄、ハンドクリームは必需品だが、香りよりも実用性で選んできた。この至福の香りは、確実に安眠を約束してくれるだろう。そして、おでかけ時につければ、気分上々♪

いただいたのは、できたてホヤホヤのサンプルである。近いうちに、奈良のあちらこちらのお店で購入できることが望まれる。

 

<グルメ部門 ボルゴ・コニシ>

あ、いただいた、っていうか、たまには宣伝しておこうかと・・・はい。

ここ一年で、シェフの最もお気に入り食材NO.1なのではなかろうか。もう、使いまくりなので、だいたいいつでもご賞味いただけるのだが、最新の橘料理をひとつ。

ブロッコリーとグアンチャーレ、大和橘のストリケッティ

蝶が羽を休める形をイメージした手打ちパスタ”ストリケッティ”は、エミリアロマーニャ州のパスタである。大和橘の高貴な香りに誘われてやってきた蝶が、羽を休めるイメージで考えたひとさら。以前触れたように、アゲハチョウは少々困るのだが。

大和橘の葉のパウダーを練りこんで、ほんのり苦味と香りのあるストリケッティには、グアンチャーレ(豚ほほ肉の塩漬け)とブロッコリー、橘の実を丸ごと刻んで入れたクリームソースでいただく。橘の酸味とほのかな苦味が、グアンチャーレとクリームソースの甘みをだれさせない。間をつなぐブロッコリーが、いい仕事してます!最後まで飽きず、さらりといただけるひと皿。もう少し暖かくなったら、菜の花の苦味とも合わせたい。

前菜からデザートまで、いろいろ使ってます!大和橘。

 

そのほか、大和橘を食べられるお店は、ぞくぞく増加中!百聞は一”食”にしかず、是非、ご賞味ください!!

日本料理 白Tsukumo

スペイン料理 アコルドゥ

イタリア料理 コムニコ

三輪素麺池利 千寿亭

カフェ メリッサ

ティーハウス クリノキ

 

ヤマトタチバナ日記7~収穫2018~

2018年は、『思い立ったら吉日』でいこう!・・・今に始まったことじゃなし、言わずもがな・・・

1月14日夜、思い立ってしまった、そして、すぐ城さんに電話。私たちの比ではない、驚くほど行動が速い城さんなので頼もしい。「ハイ、明日9時集合。」

というわけで翌日、思い立つがままに橘の収穫体験へ、GO!!

12月から収穫が始まっており、ずっと行きたかったのだが時間がとれず、やっと念願が叶う♪丸一日でもやるわよー!とばかり、ありったけ着込んで臨んだ。

山の辺の道の橘を収穫することになった。地面には霜が降り、水溜りは凍っていたが、快晴で風がなく収穫日和だった。

わー、なってる、なってる。昨年から、このように突如たわわに実るようになったそうだ。それまでの長い長い道のりから、一気に実って収穫量が増えた。12月から収穫が始まり、現在、完熟状態で種も熟して柔らかいので、そのまま丸かじりできる。これからは鳥との戦いだそう。

木の中の方まで、実がみっしりとなっている。

採っても採っても、次々生えてくるかのごとく、どこを収穫したのかわからなくなる。なんだか、めでたい気持ちである。すっかり無我夢中。気付けば木に埋まっていた。

休憩に少し散歩。2000年前から変わらない山の景色を見ながら、山の辺の道を歩く。

渋谷向山古墳を望むもう一つの畑へ。橘の背後に桜を植えたそうで、今後の景観が楽しみである。寒さから守るため、若い木には不織布がかぶせてある。後ろに桜が育っている。

ここから少し登ったところの別の畑から見える絶景。

画像中央にかすんで見える耳成山(向かって右)と畝傍山。その後方に雄大な葛城山が一望できる。手前にかわいい木々。すくすく育て、大和橘。右のうっそうとした御陵が、渋谷向山古墳。画像には映っていないが、古墳の向こうに二上山も見える。

土地勘のない私に、丁寧に説明してくださる城さん。

耳成山と畝傍山の周りに見える市街は、はるか昔は水面下であり、この橘畑の下を通る山の辺の道まで舟で入ることができた。すぐそこまで水際だったと、改めて想像して見る景色は、まさしく絶景である。

本日の収穫、ここまで!左がシェフ、真ん中わたくし、右側が城さん。城さんは、お店に飾る用に枝付きを採ってくださいました。少しはお役にたったのだろうか?もっといけると思ったのだが・・・。城さん、本日はお忙しい中、本当にありがとうございました。

夢中になりすぎて、シェフを撮るのをすっかり忘れた、ごめんなさい。そして2時過ぎ、アクアピアーノ山口さんからの連絡に気付き、第三月曜日のイタリアワイン会が今日だったことを知る、ガーーーーン!!何度もカレンダーを見て、来週を3週目と思い込んでいた。元日の月曜日が見えていなかったのだ、ごめんなさい!

2018年、『思い立ったら吉日』はもういいから、『うっかりを治そう』!!

 

 

 

JR東海ウェブサイト 『わたしならTRIP』 で紹介されました

このたび、JR東海ウェブサイト 『わたしならTRIP 私旅プランvol.6』 で、理学博士 藤野千代さんにご紹介いただきました。藤野さんによる天平文様のデザイン化により、色鮮やかに蘇った文様は、現代の私たちの生活を豊かにしてくれています。気付けば、私も身の回りのお気に入り小物にも、当たり前のように天平文様が!

今回の取材で、撮影のためカメラマンの「雑談をしてください。」という言葉をいいことに、デザイン化について大変だったことなど伺いました。

デザイン化に於いて、研究用にできるだけ現状を維持したもの(にじみなども再現)、少々美しく整える程度にしたもの(にじみなど最小限の修正)、現代に蘇らせるイメージでいろいろな商材に使えるよう手を加えたものと、数パターンあるそうです。後は、企業など文様を使う側が、コンセプトに合わせて選ぶそうです。藤野さんの優しい人柄をいいことに、撮影であることを忘れて話し込むところでした。

『わたしならTRIP』は、JR東海のウェブサイトなので、当然JR東海を利用して奈良へお越しになる方へ向けたサイトなのですが、そこには、それぞれの紹介者の人柄が現れる様な、とっておきのステキな情報が満載♪ 奈良在住で、県外のお客様をご案内するときにも役立ちそうです。

奈良散策におすすめのサイト JR東海『わたしならTRIP』 是非、ご覧ください。

 

 

2017 クリスマスディナー

はっっっ!!と気付けば、もう12月。

2017年ボルゴ・コニシの感謝を込めた集大成である、クリスマスディナーのメニューが決まりました。

今年のポイントは、最高品質のエレゾ社のジビエと、今年出逢った新たな食材の中で、特にキラッと光る大和橘です。大和橘には最後のデザートで、華やかにディナーを締めくくっていただきます。

気合の入ったワインペアリングコースもご用意いたします。

皆さまのご予約を心よりお待ちしております。

 

<リストランテ ボルゴ・コニシのクリスマスディナー>

12月22日(金) 23日(土・祝) 24日(日) 25日(月) の4日間

クリスマスディナーは、事前のご予約をお願いいたします。

ご予約の際、18:00~20:30でご都合の良いお時間をご指定ください。

 

Stuzzichino

フィンガーフード

 

Apribocca

ムール貝 丹波産枝豆のピュレ

 

Antipasto Freddo

村上農場の豆のサラダ

サルデーニャ産ボッタルガとバッカラマンテカートのチップスを添えて

 

Antipasto Caldo

熟成じゃがいものカネデルリ 車えびとリグーリアソース

 

Primo Piatto

エレゾ社 ヒグマのラグー タヤリン

 

Second Piatto

エレゾ社 蝦夷鹿のタリアータ 麻炭のソースとナツハゼのジャムを添えて

 

Granita

桂の木の葉のグラニテ

 

Dolce

大和橘とヘーゼルナッツのトルタ タッツィーナ仕立

 

Caffe e Te

食後のお飲み物 小菓子と共に

 

10,000円(税別)

RISTORANTE Borgo KONISHI TEL;0742-26-5581

*仕入れ状況によりやむを得ず内容を変更することもございます。あらかじめご了承ください。

 

ヤマトタチバナ日記 6

毎日毎日アゲハチェックをしていたのは、こうなることを恐れたからだ。

・・・こうなってしまうと、怖すぎる、近寄れない、触れない、もう、放棄したくなる。一体、どこにいたのかしら!

同じ生命体だ、私より環境維持の役に立っている、かわいいベビーで何も悪くない、なんなら私の方が始末に終えない、こんな風に毛嫌いするなんてよろしくない、かわいいという成長記録のブログなんかもあったし、その気持ちも十分わかる、・・・と頭ではわかっているが、どうしようもなく「この橘の木、あなたに全部あげる。」という気になってしまう。10才くらいまでは山を駆け回って、万物がおともだちだったのに、本当に情けない。

鉢から1mほど離れて、うろうろ思案し、挙句、これでは農耕民族に戻れないぞ!どうするつもりだ!!と自分を脅してみたりしたが、やはりシェフ、お願いします。

そしたらまさか!シェフ、あなたもですか!!

小学生の頃、庭木剪定が大好きで、大きな剪定ばさみでばさばさ思う存分剪定していたら、えらいものを真っ二つに切りそうになった。それが、大きなアゲハの幼虫だったという。目の前の剪定ばさみに挟まれ、ぐにゃっと半分にのけぞる姿がスローモーションとなり脳裏に焼きついた。「危ない!」とはさみごと手放したので、幼虫を真っ二つに切ることは避けられたが、小学生の脳裏に焼きついたのけぞる幼虫は、モスラ大のサイズとなり、とても近づけないという。そして、それ以来庭木の剪定は母の仕事に戻った。

「だいじょぶ、だいじょぶ、もっと小さいから。あ、画像も撮っておいてね。それから、しばらく食に困らないように、橘の枝ごと土と葉っぱのあるところにお願いします。」(1m以上離れて言いたい放題。)

画像は・・・ブレてる方がいい。

そして、どうやら今年のアゲハ期は、蝉時雨と共に終わったようだ。アゲハベビーたちにたっぷり食べてもらった方がいいくらい、大きく元気な橘の木になればよい。できれば、共存したいものである。