シニアソムリエになりました。

こんなの絶対覚えられない!!と思った、デュブロヴァチュカ・マルヴァジヤ(クロアチアのワイン)や、ザゴリエ・メディムリエ(クロアチアのワイン産地)も覚え、13冊の単語帳もぱらぱらマンガの如くめくれるようになり、ソムリエのときとは違うわよ!!と意気揚々と挑んだ2015年シニアソムリエ試験。

1次試験当日、まず、解答用紙を見て血の気が引きました。いつもの選択式の問題より記述式がたっぷり。中でも、「マロラクティック発酵の化学式を書きなさい」には、気を失いかけました。COOH-CH2-CHOH-COOH→CH3-CHOH-COOH+CO2です・・・・・。通常、「下記から選びなさい」なので書けるようしていませんでした。「それが、甘い!!!」と耳元でぐゎんぐゎん響くようで、もう逃げ出したいきもち。分厚いソムリエ教本だけでは、全く足りない試験内容でしたが、定休日を使ってソムリエ協会のさまざまなセミナーを受講していたので、なんとかなった問題もありましたが・・・・・・。試験後、会場内にどよめきが。試験の70分間、受験生みんな、同じ気持ちだったのでしょう。

そんなどんでん返しに、受験後も胃の痛くなる思いで、解答が発表されても、一体どうやって答えたのやら記憶がなく、まさかの合格通知が届いた時は、喜ぶどころか1次試験のトラウマから、2次試験で一体どんな目に合うんだと、更に胃が痛くなるような思いの中、10月末の2次試験を迎えました。そこでも、あれこれやらかしました・・・。

そんな七転八倒の末、なんとか合格いたしました。合格率20%に満たない中、奇跡としか言いようがありません。これも全て、日頃の皆様の温かいご支援のおかげです。この場をお借りし、心より御礼申し上げます。

そのため、お店の運営と試験勉強に全ての時間を費やし、ブログを長らくお休みさせていただいておりました。お詫びいたします。

2010年、ソムリエ試験に合格した時点で、5年後のシニアソムリエ受験を視野に入れていました。奈良という土地柄のため、ご近所の方はもちろん、全国各地、世界各国からお客様がいらっしゃいます。そのため、サービスもワインの知識も偏ってはいけない、と常に心がけています。その一つのバロメーターとして、シニアソムリエを取得することは、私にとって必須だと思いました。今回、受験してみて筆記及び実技も含め、自分の足りないところや弱いところが露わになり、大変よい経験になりました。

世界のワイン事情は日々めまぐるしく変化しています。その変化を把握した上で、当店のお料理に合うイタリアワインを提案していきたいと思っています。特にここ数年、情報が世界中を飛び回るようになってから、ワインの世界でも自由な発想から新しい試みのワインが次々と生まれている印象を受けます。それでも変わらないのは、生産者の想いと、その思いの詰まったワインをきちんと届けたいという売り手の想いです。

シニアソムリエ取得は、ゴールではありません。次のステップのスタートを切った、という思いです。そして、更なる次のステップを目指し、これからも変わらず日々精進してまいります。