心和む食後のコーヒータイムに欠かせない小菓子。
『宮中 季節のお料理』(宮内庁監修 扶桑社)に掲載されている、新年の御祝菓子として両陛下に出される真っ白な美しいおこしに魅了され生まれました。
「ミカドオコシ」
イタリア食材と日本の古来伝統菓子「おこし」の技法を融合させ、砂糖傳増尾商店「御門米飴」でまとめました。
日本の伝統とイタリアの見事な調和をもって、縁起物「おこし」の新たな魅力を起こしました。
「おこし」の製法は『和名類聚抄(わみょうるいじゅしょう)』(平安時代中期に作られた辞書)に残されており、平安時代に遣唐使が持ち帰った唐菓子の一つ「粔籹(きょじゅ)」が原型とされていますが、『日本書紀』の神武天皇の祝詞に「糒(ほしいい)」を蜜で固めたものが記されているそうです。
糒は、米を炊いたり蒸してから天日干しにして乾燥させたものです。
保存食として古墳時代には狩りや戦、農作業の際に持ち歩いていました。
「ミカドオコシ」はシルクロードへのオマージュでもあります。
古代シルクロードの時代は、西から東の果て日本へさまざまな文化が伝わり溶け込んでいきました。
そして現代、おこしの伝統を「オコシ」に変えて奈良から発信いたします。
カルナローリ米でつくった糒を揚げたもの、松の実、レーズン、シチリア ブロンテ産のピスタチオ、金ゴマをまとめるのは、
老舗の甘味食材専門店 砂糖傳増尾商店の「御門米飴」
米飴とは、米を麦芽で糖化した古来伝承されている自然の甘味料です。
さすが、糒との相性抜群です。
砂糖が普及するまでは、日本各地で広く利用されていました。
食材を引き立たせつつも深みのある米飴の甘みがイタリア食材と見事調和し、シチリアの豊かで多様な文化を感じさせるような「ミカドオコシ」
新しくもどこか懐かしい口福おこしになりました。
食事を終えて帰り道、今日の楽しかったことを語らいながら、ふと久しぶりに「おこし」が食べたくなりましたら幸いです。
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砂糖傳増尾商店の「御門米飴」について:
https://www.satouden.com/items/index.html