少しずつ冬の気配を感じるこの季節に、心も体も温まる北イタリアの郷土料理 ”カネデルリ” を簡単アレンジ♪
カネデルリはトレンティーノ・アルト・アディジェ州の郷土料理で、パンとじゃがいもを主体に、生ハムなどを加えてお団子にしたお料理です。
固くなったパンをどうやって美味しく食べようと、マンマの工夫から生まれた家庭料理ゆえ、その素朴な味わいがクセになります。
”パンとじゃがいもで作るお団子” であれば加える材料は様々で、スープに浮かべたりバターソースをかけたりご家庭でのアレンジも自由自在にお楽しみいただけます。
今回はお手軽でベーシックなベーコン(本来はスペック)バターソース版をご紹介いたします。
自宅で楽しく美味しく、日々工夫している 皆様の味方☆彡リストランテ ボルゴ・コニシのシェフ 山嵜正樹が贈るおうちレシピ。プロのひと手間を是非いつものお料理に加えてみてください。
きっちりレシピ通りに作ってみるもよし、自慢のお料理にアレンジして加えるもよし、材料の中で無いものは省いてざっくり作ってみるもよし、何か1つでも新しいヒントを見つけていただければ幸いです。
《カネデルリ》

<2~3人分>
じゃがいも 150g
パン 50g
牛乳 50g
玉ねぎ 50g
ベーコン 20g
チーズ 20g
卵 1個
エクストラヴァージンオリーブ油 10g
ローズマリー 5cmくらいのもの2本
バター 30g
塩 少々
小麦粉 15g
① パンを小さな角切りにしてボールに入れ、牛乳を加え均一に吸わせて休ませる。
② じゃがいもを茹でて熱いうちに皮をむき潰す。
玉ねぎはみじん切りにする。
ベーコンは小さな角切りにする。
③ ①のパンを包丁で細かくみじん切りにしてボールに戻す。
④ フライパンにオリーブ油を入れ、②の玉ねぎを炒める。
次にローズマリー1本とベーコンの角切りを加え炒める。
更にじゃがいもを加え1~2分炒めて水分を飛ばす。
⑤ ③のパンに④を加え、チーズと卵を加えてこねる。
塩を2つまみと小麦粉を加えて混ぜる。
生地はかなり柔らかいので手を水で濡らして8等分して丸める。
⑥ 鍋にお湯を沸かし1%の塩を入れる。
お湯が沸いたら⑤の丸めた生地を入れ7分茹でたら皿に盛る。
⑧ フライパンにバターを溶かしローズマリー1本と塩をひとつまみ入れ、ローズマリーの香りがバターに移ったら皿に盛ったお団子にかけて、
できあがり♪いただきます♪